2022年10月12日
恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン シーズン3』に出演されていた岩間恵さんと親友のさきっぺさんの二人で配信しているチャンネル『岩間恵・さきっぺの【なんちゃって東京女子】』
大学時代からの友人であるお二人は2020年8月からstand.fmを始め、恋愛や結婚にまつわるテーマや普段人には話しづらいような悩みなどについて配信されており、このチャンネルが支えになっているリスナーも多い人気番組です。
配信を続けて実感した音声配信の魅力やリスナーさんとの交流の中で生まれたエピソードなどについて語っていただきました。
さきっぺ:リスナーさんからのレターに答えながら、悩み相談に乗ったり一緒に悪口を言ったり(笑)と、フランクな女子会のような内容を毎週日曜日21時に配信しています。
岩間恵:配信を始めた当初はなかなかレターが届かなかったのもあり、週によっては女性が気になったり、悩んだりするであろうテーマを取り上げています。レターやコメントをいただく方も女性が多いので、リスナー層の大半は女性だと思いますね。
右から岩間恵さん、さきっぺさん
さきっぺ:初期のリスナーさんはバチェラー好きでめぐ(岩間恵)のSNSを追っている方が多かったのですが、最近はstand.fmアプリの中から見つけてもらえたり、『わたなべ夫婦のふたりごと』さんとのコラボ収録を聴いて知ってもらえたという方も多いです。 めぐがバチェラー・ジャパンに出演していたことを知らず、これからバチェラーを観るリスナーさんも増えて、幅広い年齢層に聴いてもらえるチャンネルになってきました。
岩間恵:最近はさきっぺファンがとても多くて、さきっぺ目当てで聴いてくださる方も多いなと感じています。
さきっぺ:ありがとうございます...(照)
少し照れるさきっぺさん
岩間恵:stand.fmの運営会社(株式会社stand.fm)の中川綾太郎さん(代表取締役 共同代表)とお話しさせていただく機会があり「岩間さんラジオ配信に興味ありますか?」と言っていただいて、音声配信ありだなと思い始めことがきっかけです。
『バチェラー・ジャパン』に出演していて色々言いたいこともあった時期なのでstand.fmはちょうどいいなと思ったのですが、私一人だとちょっと自信がなかったので親友のさきっぺを誘いました。さきっぺとは前々から何か一緒にできたらいいよねと話していたし、やはり私の友人の中でも「THE 親友」であり、信頼できるパートナーです。
真っ先にさきっぺさんを誘うことを決めたそうです!
さきっぺ:中川綾太郎さんからのお誘いよりも前に、「私達の会話をラジオとかで聴いてもらったらどういう感じになるんだろうね?」と、二人でお酒を飲みながら話していたこともありまして。たまたま友人が別のプラットホームで音声配信をしていたこともあり、個人でラジオができること自体は知っていたので、そういうのも確かに面白いなと思いました。
実際に誘ってもらったときは、既に彼女は有名だったので「僭越ながらこんな一般人の私で良ければ…」と思いながらも、二つ返事でした(笑)。
さきっぺ:大学を卒業しても互いの自宅でお酒を飲むことが多かったので、stand.fmもその延長線上でやっている感覚です(笑)。
普段からの仲の良さがうかがえるコンビですね。
岩間恵:サービスを決める際はPodcastやその他サービスの選択肢もあったので、それぞれメリットとデメリットを挙げて検討しました。
さきっぺ:2020年の8月頃、身の回りでstand.fmを始める人も多く盛り上がり始めた時期だったので、先駆けて配信をしていけるのではないかと思い、stand.fmに決めました。
岩間恵:私はInstagramやYouTube、Twitterなど一通りやっています。
さきっぺ:私は普段会社員をしていることもあり、配信者の立場になるのはstand.fmだけでその他は全てプライベートで友達と楽しむ用途でした。
岩間恵:昔さきっぺがまだ顔出ししていなかった頃は『さきっぺさんはどんな顔をしているのですか?』というレターが届いたこともあり、想像の顔をレターで送ってくださった人もいましたね(笑)。
さきっぺ:毎週日曜日に収録放送を公開していて、月に1回ライブをしてリアルタイムにリスナーさんと交流していきたいと思っているのですが、ライブ配信は徹底できていないです...(笑)。
さきっぺ:今現在は基本的にいただいたレターを読んでいく形式で、収録直前までレターを募集し、それを事前に二人で読みながら話す内容を考えて収録をする流れです。事前に企画の打ち合わせをするのは、不定期でテーマを設定するときぐらいです。
岩間恵:配信を始めた当初はさきっぺが台本を作ってくれていたのですが、最近は打ち合わせせずにいきなり本番で話す流れですね。時間をかけて企画を練ることは少ないかもしれないです。
ありがたいことに、続ければ続けるほどレターがたくさん届くようになって、リスナーさんが色々なテーマを投げかけてくださるので、改めて自分たちでもそれについて考えたり、逆にリスナーさんに学びをいただくこともあるのですごく楽しく継続できています。
さきっぺ:レターだけではなく、オープニングやエンディングに自分達の一週間感じたことをフリートークで話しているのですが、そこで引きの強い話題を出せたらその後のレターにも繋がるかなと思っています。なのでネタ切れに困ることはないのですが、もう100回以上配信しているので「この話したっけ?」と分からなくなることがあり、たまにリスナーさんに聞くこともあります(笑)。
楽しみながら続けていただけて嬉しいです!
岩間恵:普段聴いてくださっているリスナーさんが、実際に私たちの会話に参加してるかのような感覚で聴いてもらえる場にしたいと思っています。
さきっぺ:リスナーさんと双方向にコミュニケーションを取りながら盛り上がることができるので配信していて楽しいですね。
岩間恵:YouTubeの編集も自分でやっているのですが、音声配信は本当に楽です!
字幕を入れる作業もないですし、動画はちゃんと見なりを整える必要があるのですが、音声配信だと寝起き10分後とかに収録できてしまうので(笑)。
さきっぺ:最近はプライベートの都合でリモート収録が多いのですが、お互いパジャマ、眼鏡、髪の毛ぼさぼさの状態で収録しています(笑)。
ギリギリまで寝てサクッと収録。
岩間恵:編集は2人で分担しています。さきっぺも本業で忙しい週があるので、2人のスケジュールを考慮して決めていますね。
さきっぺ:基本的には先にめぐがカットして、私が確認しながらBGMやジングルを付けてアップするというルーティーンです。
岩間恵:そうですね。もちろんどちらも本当の私ではあるのですが、やはり誰かが編集して配信されるものと、自分自身で発信するものでは全然見え方が違うと思います。
さきっぺ:音声配信って不思議で、ついついプライベートな内容や自分の考えを話してしまいます。声だけだから心をオープンにしやすいのか、素の部分が出やすいコンテンツだと思いますね。だからめぐ自身、他にも色々なSNSをやっているのですが、その中でも一番自分の素に近い部分を出せるのは音声配信だと言ってくれています。
岩間恵:音声配信はstand.fmが初めてだったので探り探りやっていたのですが、「放送を聴いて岩間さんの印象が変わりました。」と言ってくださるリスナーさんも結構います。
さきっぺ:めぐが出ていた番組の終わり方が賛否両論あったので(笑)、めぐは本当はもっと面白い人だよということを友達目線から世間に伝えたいという気持ちもありました。
岩間恵:私は何も考えずに発言してしまうこともあり、そこにさきっぺがストッパーになってうまくバランスを取ってくれているので、 聴いている方もそういった絶妙なバランスを感じ取ってくださっているのかなと思います。
さきっぺ:私たちの放送の中で『バチェラー・ジャパン』の感想や暴露話は、惹きが強くたくさん聴いてもらいやすいテーマなのですが、聴く人それぞれで捉え方が分かれるところでもあるので発言には配慮しています。
収録では編集でカットすることもありますし、ライブではついつい収録の感覚で言い過ぎてしまうのではないかと心配です(笑)。初めてライブしたときは「失言しないように…」と気遣って堅苦しい放送になった記憶がありますね。
とにかく、めぐには迷惑を掛けたくない気持ちが強いです(笑)。
岩間恵:1番反響があった放送は『#26 妊娠した?という質問が多いのでお答えします。』という回でした。というのも、私がSNSにアップした写真を見て「妊娠したのですね。」というコメントが来て、センシティブな話題を悪意なく聞いてくる方が多かったので、それについては少し物申したいなと思い、stand.fmをうまく活用させていただきました。
リスナーさんの中にも妊娠について悩みを持つ方もいらっしゃり「言ってくれてありがとうございます」と多くの方に言っていただけたので、リスナーさんとの繋がりを感じることができる回にもなりましたね。
さきっぺ:stand.fmのレター機能はユーザー名を非表示して送信することもできるので、匿名で意見交換しやすい話題もよく取り扱います。数人の友達同士で相談する内容でも、私たちのチャンネルを通じて多くのサンプルを提供できているのかなと思います。
『バチェラー・ジャパン』以外のテーマだと、例えば旦那さんや彼氏とのセックスレスや生理についてなど、あまり人には聞きづらい内容だけどみんなが一度は悩んだことがあるテーマは反響が大きいです。
岩間恵:チャンネル2周年記念の放送で読ませていただいたレターなのですが、本当に辛い出来事があったリスナーさんから「何かあったら『なんちゃって東京女子』にレターを送ればいいんだ、と心の支えにして生きて来れました。」というメッセージをいただき、今までやってきて本当に良かったなと感じました。
さきっぺ:私は『墓場まで持っていく』をテーマにしたレター回です。子を持つお母さんのリスナーから「子供を持ったことを後悔していて、そんな風に思っていることは誰にも言えない」というレターが届きました。それを放送で取り上げたことで、コメント欄で「そういう風に思ってもいいんだよ」とか「そういう考え方もあるよ」と、リスナーさん同士のコミュニケーションが生まれました。そして後日、その方から「少し気持ちが楽になりました」と再度レターをいただいて、リスナーさんの人生に少しでもプラスな影響を与えることができたのかなと思い嬉しかったです。
岩間恵:私の場合は、元々自分のことを知ってくださっている方から「聴き始めてもっと好きになりました」とか「良い意味で印象が変わりました」、「最初は嫌いだったけど好きになりました」などと言ってくださる方が多くなりました。
stand.fmの放送まで聴いてくださる方は本当に優しくて「このチャンネルが私の日常の一部です」とか「助けられています」と言ってくださることが多いのですが、助けられているのはお互い様で、自分自身もリスナーさんのおかげでポジティブになり、生活が明るくなったと感じています。
さきっぺ:stand.fmのリスナーさんからの言葉で傷付くことは滅多にありません。配信を始めたときも「優しい空間だね」と二人で話していました。 チャンネルのフォロワー数が自分以外見ることができない仕様なので、そういった競争がないところもいいなと思います。
さきっぺ:「普段の日常に刺激がないな」とか「心の拠り所が欲しいな」と思っている方にとって、音声配信は普段お仕事をしていても気軽に新しい世界に踏み込める良さがあると思います。
私自身、会社員と配信者の顔がある状態ですが、私生活で辛いことがあったときにラジオで言ってみようかなと思ったりするので、気持ちが軽くなる拠り所になっているなと実感しています。
岩間恵:色々なSNSで活動している私の観点だと、音声は誰でも簡単に始められる配信しやすい媒体だと思います。それこそ、私たちのリスナーさんの中にも新しくチャンネルを始めた方がいらっしゃるぐらいなので、是非興味がある方は始めてみてください。
YouTubeなどのサービスは自分が配信者でも視聴者でも数字を気にしてしまいますが、stand.fmはそういったストレスがなく始められるのではないかなと思います。例えば、これから動画投稿を始めたいと思っても、登録者数が多い人がたくさんいる中でハードルを感じてしまいますよね。その点、stand.fmは気軽に始めることができました。
さきっぺ:最終目標は正直ありません。「今週も月曜日から仕事嫌だな」と思いながらも今週も頑張るぞという気持ちで通勤時に聴いてくださるリスナーさんが多いみたいなので、そういった方々の力になり続けることが今の目標です!
岩間恵:もっとリスナーさんと近くで交流するイベントをしていきたいです。まずは公開収録が目標で、最終目標は武道館ですね(笑)。
夢は大きく!
岩間恵さん、さきっぺさん、ありがとうございました!
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音声配信で工夫・意識していることや、stand.fmを通じて生まれた新たな体験を紹介しています。