「音声配信がきっかけで来店、販売員とお客様以上の距離感に」BEAMSが語るstand.fm活用法【mic stand】

2022年8月17日

衣料品や雑貨のセレクトショップ「BEAMS(ビームス)」が運営するstand.fmチャンネル『プラジオ』と『BOY’S TALK by BEAMS BOY(以下、ボーイズトーク)』。

洋服の話に限らず幅広い話題を通じて、お客様との距離が近くなったり、お店に新しく足を運んでくれる方も増えたりと、音声配信による新しいコミュニケーションが生まれてきています。

今回はそれぞれのチャンネルを担当する溝端さん、グラマラス藤井さん、管理人さんに印象に残ったエピソードやstand.fmの活用方法を語っていただきました。

この記事は以下の放送でもお聴きいただけます。

—— まずは自己紹介をお願いします。

溝端:BEAMS PLUS(ビームス プラス)のディレクター兼ビームスプラス放送部の顧問担当の溝端と申します。みぞと呼ばれています。

グラマラス藤井:BEAMS PLUS 原宿店で販売員と、ビームスプラス放送部の部長をしておりますグラマラス藤井と申します。グラマラスとお呼びください。

管理人:BEAMS BOY(ビームス ボーイ)のチャンネル『ボーイズトーク』のDJを務めている謎のスタッフ、BEAMS BOYの管理人です。管理人と呼んでください。管理人歴はちょうど1年ぐらいです。

左から、管理人さん(顔出しNG)、みぞさん(リモート出演)、グラマラス藤井さん(顔出しOK)

—— 音声配信を始めたきっかけを教えてください。

グラマラス藤井:僕とみぞさんがお互いにラジオが好きという話で盛り上がっていて、ふとみぞさんから「ラジオやる?」と軽いオファーがあり、僕も基本的にノリが良いので「やりますか!」となりスタートしました。月曜日から日曜日まで毎日放送していて、配信するメンバーは10人を超えています。

管理人:株式会社ビームスも45周年を迎えて、アパレル活動以外にも多岐に渡って面白いことをやっていこうという流れがあります。

溝端:自由な職場環境なので、色々なことをやらせてもらっていますね。

—— stand.fmを選んだ理由は何ですか?

溝端:音声配信アプリの中で一番簡単に収録ができて、誰でも簡単に聴けると思い、stand.fmを選びました。アプリをダウンロードして、スマホひとつでできる手軽さがキーポイントでしたね。stand.fmを始める前はYouTubeの限定公開でラジオ放送のような取り組みをしていたのですが、stand.fmの手軽さがとても良いなと思いました。

管理人:ビームスボーイとしての配信は、まずInstagramで始めました。フォロワー11.5万人の発信力のあるアカウントを使って、IGTV(60分までの動画を投稿・視聴ができる機能で現在は終了)のコンテンツを投稿していたのですが、バックグラウンド再生ができない点や、聴いてくれているユーザーさんが本当に聴きたい人なのか、たまたま聴いただけなのかが分からず、届ける先の顔が見えない点を課題に感じました。配信の目的はファンを増やすことで、そのためにお客さんと双方向にコミュニケーションを取りながら、親近感と人間味を出していきたいと考えていました。それがInstagramだと難しいなと感じて、みぞさんに相談したところ、stand.fmの存在と教えてもらい、配信を始めました。

触ってみると、すごくシンプルで使いやすくて、音声配信に特化していると感じましたね。チャンネルのフォロワーや再生数は自分にしか見えず非公開なところも、ラジオにすごく近くていいなと思っています。

いくつかの配信プラットフォームを試したうえでstand.fmを選んでいただきました。

「ラジオ聴いてます!」が来店いただいたお客様との会話のきっかけに

—— Instagramなど他のSNSも使われる中でstand.fmはどう活用していますか?

溝端:新型コロナウイルスの流行で、お客様がストレスなくスムーズにご来店することが難しい状況が続いていたので、stand.fmでは僕たちの音声配信を聴いて、喜んでくれる人たちがいればいいなと思っています。放送の内容はオタクっぽい話が多いです(笑)。洋服だけでなく、例えば先週の放送で、管理人さんはライブ中にずっとゲームをしていましたよ(笑)。

管理人:最近ハマっているゲームがあったのでみんなでやろうと言って遊んでました(笑)。リスナーさんもクイズに答えて参加し、ただただみんなで楽しい遊びをする時間を過ごしていました。

以前から取り組んでいたInstagramやスタッフのブログ記事は、ファンを増やす為のコンテンツであり、stand.fmもその中のひとつなので、聴いてくださるリスナーさんが一番自身にフィットするコンテンツを楽しんでもらえればいいなと思っています。音声配信は今までやったことがなかったので挑戦的ではありましたが、 BEAMS PLUS、BEAMS BOYともにコアなファンがいらっしゃって、すごくフィットしていると思いますね。

—— 音声配信を始めて何か変化はありましたか?

グラマラス藤井:僕は店舗に立っていますが、stand.fmがきっかけで来店してくださった方がいました。音声配信って声でどういう人かが伝わりやすいと思うんですよね。それがすごくいい方向に働いて、普段店舗に来ない方が来店されて「あ、あの人だ! 話しかけてみよう!」となってくださっています。「ラジオ聴いてます!」がもう声をかけていただくときの合言葉みたいに。

管理人:配信を聴いて親近感を持ち、実際に会ってみたいなと思って来店いただく、というのはすごいことだなと思いますよね。

グラマラス藤井:みぞさんは普段オフィスにいてほとんど店舗にはいないのですが、たまに店舗にいるときにリスナーの方から「みぞさん!!」と声をかけられたりしていますね。本当に距離が近くなります。

溝端:以前たまたまお店に立っていたところ、ご来店してから僕とずっと喋っていた方が突然「あれ、みぞさん!!」って。マスクを下げて挨拶したら、 その方もマスクを下げて挨拶してくださり、「グラマラス藤井の母親です。」と言われて(笑)。今までのようにラジオをやっていなければ、よくある片苦しい挨拶になっていたと思うのですが、ラジオのおかげで本当に色々な方と仲良くなれるなと。後輩のお母さんとも仲良くなれますね。やはり直接耳に声が届くというのは親近感が湧くのだと思います。

リアルな空間の繋がりでも親近感を実感できるほっこりエピソードです。

—— 他の販売員の方も放送に携わっていますか?

グラマラス藤井:プラジオは全国のスタッフが放送しています。例えば日曜日は関西地区から「ビームスプラスウエスト」という放送をしていて、『これ着て何を食べよう』というコーナーでは、関西地区のごはん情報と共に洋服も紹介するという欲張りな企画をやってます(笑)。

溝端:コーナーで何をやるかはスタッフに一任して、個人で色々考えてやってくれていますね。

—— 音声の編集はしていますか?

溝端:プラジオでは、収録してそのまま公開しています。

管理人:ボーイズトークでは、収録後にBGMを入れて編集しています。リスナーさんがリラックスして聴ける雰囲気にしたいなと思って編集しているのですが、最近は編集をしていると「自分はアパレルで働いているんだよね?何の仕事をしてるんだろう?」と思うときがあります(笑)。音声は編集の工数が軽くてすごく楽です。

「販売員とお客様」ではない、親しみのある関係に

—— stand.fmでよく使う機能は何ですか?

グラマラス藤井:レター機能、バリバリ使っています!もう本当に簡単にラジオができちゃいますよね。いわゆるヘビーリスナーとか、ハガキ職人とか。そういうラジオの世界を実現できています。リスナーさんも自分のラジオネームを作って送ってくれます。直接お会いする時もラジオネームで自己紹介されるので、僕も店舗によく来るお客様はラジオネームで呼ぶことの方が多いかもしれないです。普通に接客していたらありえないことですよね。

管理人:私はレターの他にコメント機能もすごく活用しています。放送のコメント欄でリスナーさん同士が会話し始めることがあって、そこのコミュニティから繋がりが生まれているのを見るとすごく温かい気持ちになります。音声配信だからこそこの距離感が生まれるのだなと思っています。

—— 印象に残ったレターやエピソードはありますか?

溝端:ひとつ、レターをご紹介させていただいても良いですか?ちょうどプラジオ1周年記念の生放送後のレターです。

「お疲れ様でした。今夜の生放送は最高の回でしたね。 いつもラジオのレターでお聴きしているリスナーの皆さんがリアルタイムで繋がっていることに感動しました。お顔を拝見したことはないですが、 なぜか親近感があり、不思議な感覚でした。皆さんプラジオを愛していますね。かくいう私もですが、コミュニティの新たな形が見られた気がします。 これまで1年プラジオを作り続けてきたグラマラス部長をはじめ、プラジオの皆さん、リスナーの皆さんに感謝絶えない夜となりました。」

—— 素敵なレターですね...!(涙)。

溝端:お客様同士が接点を持つという新しい関係性が生まれたと感じます。

グラマラス藤井:販売員とお客様という関係性ではなく、”その人につくファン”という言葉がしっくりきますね。

溝端:今、プラジオのロゴがはいったグラスをオリジナルグッズとして作っているのですが、次はパーソナリティーのうちわを作ってもいいかも、ジャニーズさんみたいに(笑)。冗談ですが、より濃い関係性が見えるグッズもありかなと考えてますね。

みぞさんが手に持っているのが『プラジオ』のグラス。欲しい...!

管理人:続けて、ボーイズトークのエピソードも紹介させていただこうかなと思います。

ペンネーム「しゃおんさん」という、熊本にお住まいの農業をされている男性が、stand.fmでBEAMS BOYを知っていただき、店舗に来店したことはなかったのですが、関東に旅行で遊びに行く際に寄りたいとおっしゃっていました。そしてなんと、帰りの飛行機までの空き時間で、思い切って本当にBEAMS BOY原宿店に来てくださったんです!

旅行前には「レディースのお店だし、ファッションに疎いし、こんなおじさんが行っても大丈夫ですか?」というコメントをもらっていたのですが、BEAMS BOYは農作業にも使えそうな軍手を取り扱っているので「軍手売っていますか?」と聞いてみてくださいとアドバイスしました。

そうしたら、実際に「軍手をください」と言っていただいて、2色どちらも購入してくださいました。さらに、親近感の湧くようなファーマー系の野菜がプリントされたTシャツを見つけられて「まさにこれだ!」と思ってそのTシャツも購入いただいたんです。

その後いただいたレターでは、「環境活動、エコ活動を広げることをミッションとするブランドであることやブログでBEAMS BOYのディレクターがコーディネートされたものでもあったので、その辺りも説明してもらったところ、まんまと買ってしまいました。30分ほどでしたが、店内は見やすく、雰囲気もすごく良かったです。目の保養にもなりました。またそちらに行く機会がありましたらぜひ立ち寄らせてもらいます。ありがとうございました。」と送っていただきとても嬉しかったです。

管理人さん(中央)が手につけているのがその軍手。お洒落で可愛い。

—— 心温まるエピソード、ありがとうございます。今後はどのように活動していきたいと考えていますか?

グラマラス藤井:去年は社長や副社長が出演する回があったので、就職活動の会社説明会の一環として、stand.fmでも自分たちの人間味を知ってもらうのも面白いですね。ビームスへの就職を志してくれている若い人たちが聴いてくれたらいいなと思います。社風も知れますし、新しい採用活動のひとつとして使用できそうです。

溝端:是非イベントをやりましょう!例えば、stand.fmさんが企画のもと、いろんなジャンルの人気配信者さんを呼んだリアルイベントとか、すごく面白そうです。

—— 是非やりましょう! では最後に、一言ずつメッセージをお願いします。

溝端:毎日月曜日から日曜日まで、深夜1時にアップしているプラジオ、是非皆さん聴いてみてください!よろしくお願いします。

グラマラス藤井:みぞさんが僕の言いたいことを全部言ってくれたので、僕の気持ちは全てそこに乗っています。僕は店舗にいるので「会いに行けるグラマラス」としてこれからもよろしくお願いします。

管理人:毎週日曜21時にお送りしているボーイズトークは、 BEAMS BOYのことにとどまらず、全く関係ないことまで脱線しながら、私、管理人の気分で話したいことをゆるくお届けする番組です。軍手の話だったり、配線の話もたまにしているので、興味ある人はいないと思いますが、よかったらぜひ(笑)。悩みを言ってくだされば私が一瞬で解決するので、悩める子羊の皆さん、ぜひボーイズトークまでお越しください。魔法をかけるので、よかったらお待ちしております。

BEAMSの皆さん、ありがとうございました。

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