「肩の力を抜いて、ありのままの自分で」暮らし系インフルエンサー『mami dot.』に聞く、音声配信の魅力と継続のコツ【mic stand】

2022年6月28日

「声ログ」 と称して、なんでもない日常や感じたこと、暮らしの気づきを『ふたり暮らしのひとりじかん.fm 』で配信中のmami dot.さん(以下mamiさん)。

stand.fmの他にも、YouTubeやInstagramでミニマルな暮らしやVlog(ビデオブログ)を発信していて、Instagramを6年間、YouTubeを4年間、stand.fmを2年間と、幅広いプラットフォームで継続的に活動中です。

無理をせず、自分自身が楽しみながら続けていくことが一番だと語るmamiさんに音声配信の魅力と継続のコツ、活動の裏側をお聞きしました。

この記事は以下の放送でもお聴きいただけます。

—— まず、音声配信を始めたきっかけを教えてください。

初投稿を遡るとちょうど2年前の2020年5月だったのですが、当時から音声配信にはすごく興味がありました。音声配信の波が来るぞ、という噂をよく耳にするタイミングでもありましたね。 元々お喋りが好きだったこともあり、たまにInstagramで顔出しぜずにライブもやっていましたが、ある日、YouTubeの視聴者さんから「mamiさんはstand.fmやらないんですか?」というコメントをいただいて、自分で調べてみたのが音声配信のはじまりです。stand.fmもサービスが始まったばかりのような時期だったかと思います。

—— 実は、mamiさんのYouTubeがきっかけでstand.fmを知り、縁があって入社した弊社のエンジニア男性がいるんです!

えー!ほんとですか。嬉しい...。私のYouTubeチャンネルの視聴者は9割が女性なので男性の方という点にもビックリです。

—— 本当にありがとうございます(笑)。

いえいえ、こちらこそありがとうございます(笑)。

オンラインでインタビューに答えてくれているmamiさん。

友達と電話する感覚で、マイペースに

—— 初めてstand.fmを知ったときの印象はいかがでしたか?

同じ意見の方も多いと思うんですが、デザイン性に惹かれました。アプリのアイコンも、スマホのホーム画面に並んだときにスマートで可愛い感じがあって、起動したときもオシャレで見やすく、直感的にいいなと思いました。

—— stand.fmではどのようなコンテンツを発信されていますか?

YouTubeのメインコンテンツであるミニマルな暮らしやVlogとは違って、stand.fmはまさに「雑談」という感じです。友達と電話する感覚や、 ひとりで日記を書くくらいのテンションで収録・投稿しています。有意義なことは何も話さない、話せないと思って、ハードルを下げて話してますね。

週に1回できたらいいな、ぐらいの気持ちでマイペースにやっていて、固定のスケジュールを設けることもせず、今やろうと思ったタイミングで収録しています。投稿の期間が空いても、一度収録すると「やっぱり楽しいな」と感じて翌日も続けて収録することが多いです。

—— 先日はゴミ出しついでに収録されていましたよね。

はい(笑)。早朝のゴミ出しついでに公園に行ってそこで収録することもあります。

早朝の散歩を終え、公園でstand.fmで収録。

ゴミ出し終わりに録った放送『#169 得意の気づきと苦手の攻略法』

—— どんなリスナーさんに聴いてもらっていますか?

YouTubeやInstagramから来てくれたコアな視聴者さんがstand.fmを聴いてくれていることもあり、温かいリアクションをもらえることが多いなと感じています。エンタメに特化しているイメージが強いYouTubeと違い、耳だけを使って家事しながら聴いてくださる主婦の方や、お子さんの寝かしつけのときに放送を流してくれる方もいて、音声コンテンツが好きな方に多く聴いてもらっています。

リスナーさんにとって、stand.fmのレター機能(お便り)は使い勝手がすごく良いみたいです。アカウント名を表に出してコメントすることはとても勇気のいる行動ですが、名前を出さずに気軽に感想を送れたり、思いを伝えられたりして使いやすいという声はよくいただきますね。日常でダイレクトメッセージをする感覚でお手紙や相談をくれる方が多いです。

無理なく楽しむから、長く続けられる

—— 音声と動画で、制作の仕方に違いはありますか?

音声配信を始めた当初は、動画を作るボリュームとしては少し足りないかなと思った話をstand.fmで話すことがありました。最近はラジオで話したいネタ用のメモができて、ちょっとした気づきや直感的に感じたことを話したい時に話す流れになってきましたね。

ただ、事前にメモを残しても、いざ収録するときになると自分の温度感が変わることもあります。内容自体は話せるけど今話したいネタじゃないと思って結局ボツにして、そのとき喋りたいことを喋ります。収録するときは編集はせずにお気に入りのBGMをつけてすぐに投稿、という感じです。

一方、動画は日常の出来事をメモしてネタを決めることが多いです。お片付け動画のようなハウツー系やミニマル系は話す内容をまとめて台本を作って撮影します。生活風景を切り取ったVlog系は何も考えずに撮影スタート、という感じです。企画から撮影、編集、アップロードするまでに1本あたり丸1日は使います。

—— 1日の制作ルーティンを教えてください。

いまはふたり暮らしをしているので、stand.fmを録るときは早朝にひとりで散歩する時間や夜の時間が多いですね。

動画制作は、カメラに向かって喋るコンテンツの場合、日が明るいうちに撮影する必要があるので、家事をこなしつつ、午前中に台本をつくって撮影して、午後に編集して投稿する流れです。Vlogや日常の風景を録る場合は、1時間ぐらい暮らしながら撮影をして 翌日に編集することもあり、バラバラです。

やっぱり動画は明るさ、音声は静かさを大事にしているのでそれぞれにあった環境でコンテンツを作っています。stand.fmはすべてスマホひとつでできることが一番ありがたく感じていて、続けられている理由の一つになっていると思います。

—— 日々の制作でお忙しそうですね。

時間や労力はかかっていると思いますが、楽しくやってるのであまり苦になっていません。stand.fm、YouTube、Instagram、全て続けることを第一に考えていて、無理のない程度に楽しむことをモットーにやっています。収益も後から結果としてついてくれば良いな、ぐらいの感覚です。

楽しむことが、長く続ける秘訣。シンプルで素敵です。

ありのままの自分を聴いてもらう

—— 音声配信をするうえで意識・工夫していることはありますか?

肩の力を抜いて、自分のペースで喋ることを意識しています。

動画はどうしても「間」が怖いんです。聞きやすさやスピーディさが求められる分、早く喋ることやカットで詰めることを意識してしまうんですが、音声配信は必ずしもそうではないと思います。stand.fmを聴いてくれているコアなリスナーさんは、むしろ私のゆったりとしたトークの方が好んでくれている部分が多いかなと思い、自分のペースで間を気にせ ず喋っています。

あとは、たまに自分の収録を後から聞き返すと、自分の口癖にも気が付くので、次回からは改善するように心掛けています。なにかしらにつけて「ちょっと」をつける癖とかですね。自分がさっき喋ったことを耳で聴いて、その言葉がまた口から出てきてしまうことが多いので、直すように意識しつつ、句点の「。」で終わるように注意しています。

—— 2年間の音声配信を通じてご自身に変化はありましたか?

台本がないからこそ、思っていることをすっと口から出してきたことで、自分のことをよく知れたことは大きかったです。

これまで、人前で話すときは声を高くして喋らなきゃ、とかいろいろ気を遣うこともあったんですが、ありのままの自分で話す方がいいなと思えるようになったのはstand.fmのおかげだと思います。私自身がずっとサービス業に携わっていたこともあり、お客様対応のような癖が抜けずに丁寧すぎることが悩みでしたが、今では肩の力を抜いて、そのまま話すことができるようになってきました。

最後に、これから音声配信を検討されている方にアドバイスがあれば教えてください。

まずは、始めるハードルが高くないのが、音声配信のすごく良いところなので、興味があったらアプリをダウンロードしてみて、スマホひとつで手軽に始めてみると良いんじゃないかなと思います。

以前、私自身も「え、こんなこと話していいのかな」とか「これたぶんみんな知ってる情報だから喋っても意味ないかな」とか、すごく悩んでいた時期があったんですけど、そんなに考え過ぎず、直観的に話したいと思ったらまずは喋ってみてほしいなと思います。いろんな媒体での活動を通じて、私自身に興味を持ってくれている方もいることに気が付いたので、これから始めようと思っている方も、ぜひぜひ楽しみながら気軽に続けていってほしいです。

mamiさん、ありがとうございました。

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