「動画と音声は似て非なる」そう語る人気夫婦YouTuber『わたなべ夫婦』が音声配信をstand.fmに絞った理由【mic stand】

2022年5月16日

リスナーからのお悩み相談を通じて「自分らしい幸せ」について一緒に考えていくstand.fmチャンネル『わたなべ夫婦のふたりごと』を妻のゆみさんと一緒に運営されているわたなべだいきさん。

登録者数18万人超えの人気YouTubeチャンネル『わたなべ夫婦』での発信と両立して、音声配信にも注力されています。

Podcastを始めてみて実際に複数のサービスで音声配信をしてみた結果、stand.fmに一本化することに決められたそうです。

stand.fmを選んだ理由や、音声配信を始めることになった意外なキッカケ、充実した収益化プログラムの活用法などについて語っていただきました。

この記事は上の放送でもお聴きいただけます。

—— まずはご自身のチャンネルについての紹介をお願いします。

stand.fmで『わたなべ夫婦のふたりごと』というチャンネルを配信している夫、だいきと言います。夫婦で配信をしていて、音声配信自体は2020年6月に始めたのでもうすぐ2年になります。主にリスナーの皆さんからいただいたレターに答えたり、最近あったことについて雑談しています。YouTubeチャンネル『わたなべ夫婦』も運営していて、夫婦の日常をVlog(Video Blog)で投稿しています。

わたなべ夫婦さんのチャンネル「わたなべ夫婦のふたりごと」

ゲーム実況中の配信トラブルが音声配信のキッカケに

—— 音声配信を始めたキッカケは何ですか?

実は、音声配信を始めたキッカケはゲーム実況なんですよ。stand.fmよりYouTubeの活動の方が長いんですけど、その活動の流れでゲーム実況をやってみたいなと思いまして。当時、ゲーム実況のライブ配信で流行っていた『あつまれ どうぶつの森』をやってみようかということで、自分一人でリスナーの皆さんと交流しながら楽しく島づくりをやってたんですけど、あるとき機材トラブルで急に画面が真っ暗になっちゃって...。いつも100人、200人の視聴者さんに観てくれていたのに、急にホラーみたいで冷や汗タラタラみたいな...。

でも意外とそのライブが盛り上がって、僕も慌てながらの配信だったんですけど「だいきさん頑張れ!」みたいなチャットもいただけて。せっかく視聴してくれてるのに終わるのももったいないので、そのまま続けることにしたんですけど、意外にもゲームに全然関係ない話を楽しんでくれるリスナーさんがいることが分かりました。

「ゲーム実況を頑張ってみよう」と思ってやってみたものの「話すだけでも意外と需要あるかも?話すのも好きで楽しいし、ゲームを挟まずに喋るだけでもやっていけるかも」ということに気が付きました。ゲーム実況も企画を考えるのが結構大変なので、喋りに特化させようと思ったのがちょうど2年前ぐらい。Podcastや音声配信が世間的にも盛り上がり始めたタイミングで時代の後押しもあり、始めてみることにしました。

予期せぬ配信トラブルを笑顔で振り返るだいきさん

—— なぜ音声配信サービスの中でstand.fmを選びましたか?

結論、stand.fmのアプリはお洒落で洗礼されてて「直観的にこのアプリを使いたいな」と思ったところが一番大きいです。

使い勝手もいいし、「使ってる自分、スキ」みたいな(笑)

すごい抽象的なんですけど、モチベーションになるし、大事なところかなと思ってます。

そもそも音声配信を始めたときは、自分自身がPodcastリスナーなこともあって、Podcastから始めたんですけど、音声配信は動画のYouTubeのように一強のサービスが無く、色んなサービスを広く使ってみたいと思っていました。そんな中、2年前ぐらいにstand.fmが「外部音源アップロード(※)」に対応したので、1年ぐらいPodcastもstand.fmもマルチに配信していました。
※ 音声ファイルをアプリまたはPCのwebページからアップロードして配信できる機能

その後、2021年8月に音声配信サービスをstand.fmに一本化することを決めました。今まで投稿していた音声配信サービスを打ち切ることは結構な勇気が必要でしたね。他のサービスでもたくさんリスナーさんに聴いてもらってましたが「逆にどこでも聴けるように広げ過ぎてるかも...」と思いました。どこで聴いてくれてるのか、誰が聴いてくれてるのか、本当に聴いてくれてるのか、という気持ちになってきて...。結果的に「コメント機能」や「レター機能(お便り)」などのリスナーコミュニケーションが充実しているstand.fmに絞ってやっていこうと決めました。

敢えてYouTubeにも音声コンテンツをアップロードする狙い

—— stand.fmならではの特徴はどの辺りに感じていますか?

一番感じるのは「リスナーさんとの近い距離感」ですね。YouTubeで投稿している動画にも多くコメントいただくんですが、少し第三者的な目線に感じる、一歩引いたようなコメントが多いんですよね。その点、stand.fmは実際リスナーさんと会ったことはないのに、友達のような距離の近さを感じます。コメントやレターの他、ライブ配信機能も最初から使えるので、リスナーさんと近い距離で配信できるところが特徴的だと思います。

—— YouTubeとstand.fmはどう使い分けされていますか?

音声配信サービスはstand.fmに一本化しつつ、実はYouTubeのサブチャンネルにも一部コンテンツをアップロードしているんです。YouTubeチャンネル登録者18万人全員が自分たちの音声コンテンツを聴いたことがあるか、というとそうでもないと思うんですよね。そういった方々にも聴いてほしくてYouTubeにも投稿しています。「stand.fmのアプリをダウンロードしてね」と言っても、使ったこともないのにいきなりダウンロードしてもらうのは難しいと思いますが、一度YouTubeで聴いてもらえると「私もコメント送ったり、レター送ったりしたいから使いたい」となってもらえるんじゃないかなと思っています。

—— コンテンツ内容に違いはあるんでしょうか?

YouTubeでは夫婦でお出かけしたときの様子や家の中での様子を撮影して、「楽しい、癒される、笑える」ようなコンテンツをアップしてます。stand.fmは喋りのコンテンツなので、自分たちの怒った出来事をそのまま喋ったり、考えてることをそのまま喋ったりして、ファンの方とのコミュニケーションを取ってる側面がすごく強いと思います。

映像で良いコンテンツを創ろうと思うと、結構気を遣う点が多いんですよ。Vlogを撮るためにお出かけするにしても、ただカメラ回してるだけだと「ただどこかに行ってきました」という感じで何のオチもなく、笑いどころもないし、そういったことに陥りやすいです。撮影前の準備も大変ですし、動画を一本つくるのも大変ですね。音声配信はただスマホに向かって喋ったら良いだけなので、気軽に更新できますし、動画化するには難しいようなコンテンツも、音声配信でどんどん発信していく使い分けになってます。

最近、妻が大阪へ買い物に行って帰ってきた後に「どうだったか、何で迷ったか」をひたすら30分ぐらい僕に喋ってくれた放送を投稿したんですけど、あのコンテンツは音声配信でしかできないと思います。それをYouTubeに投稿しようと思うと、カメラ持って行ってお店の様子を撮影しないといけない。ただカメラに向かって喋るだけの後日談でも良いんですけど、それはお喋りチャンネルで、僕たちのVlogチャンネルではコンテンツに出来ない。いざショッピングモールでカメラ回そうと思うと、事前の許可取りが必要だったり、カメラに気を遣って買い物自体に集中できなかったりすることがあるんですけど、そういった何気ない内容もコンテンツにできるのが音声配信の面白いところだと思います。

だいきさん、狙いを持って各サービスを活用されています。凄い。

—— 音声配信のネタ切れには困ってないですか?

必死に考えてます(笑)

これは永遠の努力が必要だと思います。音声配信も動画と同じく企画が一番大変で、「何を喋ろうかな」、「どういうこと喋ったら楽しんでくれるかな」というのは毎日毎日考えてます。ただ、音声配信はコンテンツにするハードルが低いし、喋ること自体好きなのもあって、ネタ作りはYouTubeやInstagramよりは投稿しやすいと思ってます。

「リスナーさんとの交流」と「リスナーさん同士の交流」

—— stand.fmのリスナーにはどういった方が多いですか?

意外とYouTubeからstand.fmに来た方ではなくて、以前やっていたpodcastで僕たちを知っていただいた人も多いんですよ。僕らは今年で30歳になる夫婦なんですけど、リスナーの割合は同世代の女性が多いです。

——リスナーさんとはどのようなコミュニケーションを取られているんですか?

一番多いコミュニケーションはレターに対する回答です。最近はお悩み相談チャンネルみたいになってきてて、生きていると色んな悩みあるじゃないですか...。例えば「彼氏と遠距離になるんですけど...」とか「最近の夫婦喧嘩があったんですけどどう思いますか...」とか「転職しようと思ってて...」とか。誰かに相談したい気持ちや話を聴いて欲しい気持ちがあると思うので、一人の男性として、夫婦として、元サラリーマンとして、いろんな目線で回答しています。僕たちはプロのカウンセラーではないんですけど、リスナーさんも話を聞いてもらえるだけで癒しになったり、思い悩んでるからこそ僕らの言葉で「そういう見方もあったんだ」と心が軽くなったりしてくれると嬉しいです。

最近はリスナーさん同士の交流も生まれつつあるんです。僕がレターに回答した放送に対して、別のリスナーさんが「そんなことがあったんですね!大変でしたね...」とコメントで応援したり、僕たちが経験したことの無いことも教えてくれたりするんです。自分たちが経験したことのない悩みがあるリスナーさんに寄り添うことはできるんですけど、「私も同じことがありました!分かりますその悩み...」といったコメントがもらえると、悩んでいるリスナーさんの支えになって「私だけじゃないんだ」と思えたりとか。僕も放送の中で「んー、リスナーの皆さんどうですか?経験ありますか?是非コメントで教えてください!」と促すこともありますね。

YouTubeを超えてきたstand.fmの収益性

stand.fmの収益化プログラムは、音声配信サービスの中で最も充実していると思います。まだまだ音声市場が未発展な中で、いち早く色々なプログラムを開始されている印象がありますね。

—— stand.fmパートナープログラム、メンバーシップ(※)、ギフティングで収益を得られていますよね
※ 収録放送の再生時間に応じて報酬が支払われる収益化プログラム

はい。収益額の合計は月30万から40万円ぐらいはあるかな、という水準になってきていて、stand.fmでもやっていけるぐらいになっていけるかなという状態です。今はYouTubeの投稿が不定期なこともあって、stand.fmの方が収益性が良くなってます。

元々はYouTuberだったんですけどね(笑)

—— 今後もstand.fmでの収益の向上には注力していきますか?

振り返ると、結果的に収益というのは後からついてきた感じがあります。2年前に音声配信を始めたときはもちろん収益なんて無かったですし、stand.fmに配信を絞ったときも「今後どうなるのかな?」という気持ちもありましたけど、配信機能や収益化プログラムも充実して、聴いてくれる方が増えてきた結果、収益還元額が増えてきました。これからも頭の片隅では収益アップも目指しつつ、一番は「音声配信を飽きずに楽しく続けていくこと」を大事にしてやっていきたいと思います。もちろん収益があることはモチベーションの一つになっていて、やっぱり人間働かないといけないし、お金も稼がないといけないので、収益性は大事です。

—— 過去にはYouTubeのメンバーシップをやられていましたよね。

はい。stand.fmに切り替えました。YouTubeのバージョン2という感じではなく、別物としてやってるんですが、stand.fmの方はYouTubeのメンバーシップをやめたと同時に始めました。

いつも放送にコメントくださるような方に加入してもらってますが、コメントをしたことなく交流もしていないサイレントリスナーのメンバーもいらっしゃるので、音声コンテンツを受け身で楽しんでいただいているリスナーさんも多いのかなと思います。

配信のスケジュールを守るために1週間分を手軽に撮り溜め

—— stand.fmで配信するのにどれくらいの時間がかかっていますか?

あまり測ったことはないんですが、まず企画は24時間です。こんなこと話せるなと思ったらすぐメモアプリにメモします。レターに回答することが放送の一つのルーティンにもなっていて、尺も考慮して「次は恋愛相談系のレターをまとめて収録しよう」とかもメモを取ってます。

配信をスケジュール決めてやりたいなっていうのがあって、2年間一度も破ったことないんですよね。週の配信回数や曜日が変わるタイミングはあるんですが「この日に配信します!」と言ったことは必ず守っています。スケジュールを守るために1週間分ぐらいは撮り溜めして、予約投稿機能で時間になったら公開する設定をして、というのをひたすら繰り返してます。

—— YouTubeではどれくらいの時間がかかっていますか?

動画によりけりですけど、この前奈良県に行ってきたときは、朝4:30に起きて、車で1時間半かけて向かって、昼過ぎまで撮影して、という感じで半日かかり、編集も5~6時間、サムネイルとタイトルも悩むので、一本つくるのにかなりの時間がかかりますね。

企画も音声配信みたいにネタを積み上げて「あれしようこれしよう」って感じでもなくて、その時々の生活を切り取ったり、やりたいことやったりします。あまり計画的にやりすぎてもつまらなくなって自分も楽しめなくなってくるし、「時間をかけて作った動画が果たして見られるのか」、「楽しい動画がつくれるのか」みたいな気持ちもあって悩ましいので、そういった大変さは結構あります。

企画、どうしよっかな~...と悩んでいるときのだいきさん

—— 放送を制作するうえで注意・工夫していることはありますか?

リスナーさんに分かりやすい目線は常に持つようにしています。細かいことなんですけど、例えばタイトルつけるときも、リスナーさんが聴きたいと思えるのかどうか、今日はどんな話か一目で分かるかどうかを気を付けたりとか。

もし長尺になるのであれば「こういうレターが届いてて、前半はこういう話で、後半はこういう話で」いう感じで聴いている人が道に迷わないないように、心地よく、楽しく、分かりやすく聴いてもらえるか、というのは気を付けてます。

放送の内容にも型があって、配信のメインテーマ紹介からチャンネルについての説明、話すテーマ、本題、という感じで、新規のリスナーさんも聴きやすいように注意しています。

人の悩みに寄り添うことが好きだと気が付けた2年間

—— 約2年間の音声配信を通じて良かったことはありますか?

抽象的ですけど物事の見方は変わりました。日々の良いことも悪いこともネタにできるわけで、嫌なことがあっても放送で話してリスナーさんに「大変でしたね~」と一言言ってもらえれば心が落ち着くので、自分のマインドにもポジティブな変化はあったんじゃないかなと思います。どこかでお笑い芸人さんも言ってましたけど、生きてたら誰でも面白いことはありますし、面白い人の周りで面白いことが起こるんじゃなくて、ささいな出来事をいかに面白くとらえて面白く喋るか、というマインドが持てると、より自分の人生楽しめるのかなと思います。

夫婦2人とも、人と喋るのも話を聴くのも好きなのでこれがコンテンツになるのは楽しいですし、夫婦の対談をコンテンツにすることで夫婦の会話の時間も増えました。実際に配信するときは話すテーマとレターだけ決めて、会話はぶっつけ本番で台本も用意せずに収録してるんですよ。例えば、妻が大阪に一人で買い物に行ったときの出来事をそのままリアルに話すことがコンテンツになってるので、僕たちの放送はリアル感もあるかなと思います。お互いに「これ、音声配信で話したらおもしろいかも」という目線があって盛り上がるし、音声配信の場が無かったらそこまで会話しなかったような話もあって、互いをより知ることが出来ていると配信していて思います。

2年ぐらい配信をやってきて「自分って人の悩みに答えるの好きかも」と思っていることに気が付いて「人間生きてると色々悩みがあるんだな...」とか、「それは辛かったな...」とか、人の悩みに触れることで、自分自身の意義も感じることが出来るし、リスナーさんが「レター送って良かったな」となってくれるのも嬉しいです。

音声配信ならではのコンテンツやコミュニティが生まれてくる

—— これから音声配信を始めようと思っている方にメッセージをお願いします。

2年続けてきた結果、YouTubeと音声配信は似て非なるものかなと思います。「音声配信は動画の映像無いバージョンだから別に動画で良くない?」と懐疑的な方もいるかなと思うんですが、性質が全然違いますね。

音声配信は気楽にコンテンツが創れることに加えて、YouTubeと違う形でリスナーさんとのコミュニケーションが生まれるし、「YouTubeがメインで、音声配信がサブ」という位置づけではなく、全く別物として捉えて続けてみると、音声配信ならではのコンテンツやコミュニティが生まれてくるのかなと思います。音声配信をサブでやられる方も多いと思うんですけど、音声配信は音声配信としてどう盛り上げていくかを考えて、楽しみながら続けていくと面白いことが起きるんじゃないかなと思います。

だいきさん、ありがとうございました。

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